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産科

Obstetrics

妊婦健診の助成券使用について: 当院で妊婦健診の際に助成券をお使いいただける地域は、
奈良県内（十津川村、山添村を除く）、大阪市、京都市、木津川市、精華町、和束町、笠置町、南山城町、久御山町のみとなります。
その他の地域にお住まいの方はいったん当院に健診費をお支払いいただき、後日、お住まいの市町村にご自身で請求していただくことになります。里帰りされる前に、当院が発行する領収証のみで償還払いをしてもらえるか、お住まいの市町村役場にご確認ください。

超音波専門医による胎児精密超音波検査を行います。
月曜午後の13:40〜16:00に初期胎児ドックと中期胎児ドックを行っております。ご予約の際は外来受診時に受付にお声掛けください。

初期胎児ドック: 英国のFetal Medical Foundationの認定資格を持った医師が胎児の頚の後ろのむくみの厚さ（NT）や鼻骨の有無、静脈管血流、心臓の弁の逆流の有無などを評価します。専用のソフトを用いてダウン症（21トリソミー）などの染色体疾患の確率を算出します。

キャノンメディカルシステムズ株式会社から提供

中期胎児ドック: 当院では通常の妊婦健診の際にも必要な検査＋可能な範囲での胎児スクリーニングや4Dエコーを行っておりますが、より時間をかけて胎児の全身や付属物（羊水・胎盤・臍帯など）について30項目以上の評価を行い、4Dエコーも併せて行います。

確定的検査

赤ちゃんの染色体・遺伝子疾患について確定させる検査になります。妊婦さんのお腹から子宮内を穿刺して検査を行います。
ごく稀（0.3～1%程度）に流産や破水等に至る可能性もあります。

非確定的検査

確定的検査よりも侵襲は少なく流産のリスクなどはありませんが、検査陽性の場合には確定的検査が必要になります。

妊婦さんの採血を行い、血液中の赤ちゃん由来のDNA断片を用いて染色体疾患について調べる検査です。検査対象は21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーであり、性別やその他の染色体・遺伝子疾患などはわかりません。

特徴: 妊婦さんとパートナーの方お二人でカウンセリングを受けていただいたうえで採血を施行し、（採血はカウンセリング当日でも、ご相談いただき後日でもどちらでも可能です。）結果は採血後２週間程度で判明します。
感度は99%と非常に高く、陰性であった場合には赤ちゃんの染色体疾患の可能性はかなり低くなりますが、陽性の場合は偽陽性（赤ちゃんに染色体疾患が無くても結果が陽性に出ること）の可能性もあるために、確定的検査が必要になります。
施行 時期: 妊娠10週0日～15週6日
妊娠15週台での施行は結果説明や判定保留・陽性であった場合のスケジュールがタイトになるため、なるべく妊娠14週台までの施行をおすすめします。
費用: 初回カウンセリング…5,000円（税込）
NIPT採血…112,000円（税込）
結果カウンセリング…2,000円（税込）

当院は出生前検査認証制度等運営委員会の認証を受けた連携施設になります。
確定的検査が必要となった際には基幹施設である奈良県総合医療センターに紹介させていただきます。
紹介先施設で羊水検査を受ける際には自己負担額（約10万円程度）が更に発生します。

赤ちゃんの首の後ろのむくみの厚さ（NT）や鼻骨の有無、静脈管血流、心臓の弁の逆流の有無などを計測することで、ダウン症(21トリソミー)などの染色体疾患の確率を算出します。

特徴: 採血もいらないため妊婦さんへの侵襲は最も低く、結果も即日判明します。
ただし感度（疾患がある赤ちゃんを検査で発見できる確率）は60%程度と他の検査よりやや劣ります。
施行 時期: 妊娠11週0日～13週6日
通常の外来とは別の、月曜午後のエコー外来で施行します。
費用: 33,000円（税込）

参考リンク

さらに詳細については以下のサイトをご参照ください。