Fertility treatments
患者様一人一人に、
最適な治療法を
高度生殖医療とは「体外受精」「顕微授精」「胚移植」のことを言います。一般不妊治療で妊娠に至らない場合、卵管が閉塞している場合、
精液所見がよくない場合、検査により必要と判断された場合に行います。
当院では患者様一人一人のご希望をお伺いした上で、
最適な治療法をご提案いたします。
卵管性不妊 | 卵管閉塞や卵管通過障害があり、精子と卵子が出会えない |
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免疫性不妊 | 抗精子抗体があり、受精が出来ない |
男性不妊 | 精子が少なく受精することが出来ない |
内膜症性不妊 | 内膜症による癒着や慢性炎症により不妊症となる |
原因不明不妊 | 検査で異常がないのに、妊娠が出来ない |
当院ではより高い成功率を目指して、奈良県初となるVitrolife社のEmbryoScope+タイムラプス型インキュベータと、不妊治療の最先端技術とも言えるAIによる胚の自動スコアリングシステムiDAScoreを導入しました。タイムラプス型インキュベータでは患者様の大切な胚を何度も外に出すことなく、最適な環境で培養し、成長の様子を24時間見守り詳細に観察できます。胚の発育過程を連続的にモニタリングできるため、胚の最適な移植・凍結タイミングの判断が可能となります。
従来の方法では胚培養士が培養1~6日目の間に4~5回ほど胚の保管庫であるインキュベータから取り出して観察し、胚の評価を実施していました。この場合、胚を一時的に外に取り出すため、光への暴露、温度変化、pH変化を受けることで胚の発育に影響を及ぼす可能性があります。
従来のインキュベータ
EmbryoScope+タイムラプスインキュベータにはカメラと顕微鏡が搭載されており、胚培養士にかわり10分毎に胚の画像を自動的に撮影します。胚の保管庫であるインキュベータ内から取り出すことなく、胚にストレスを与えずに培養と観察をすることが可能となります。タイムラプスインキュベータの使用により生産率の向上と早期流産率の減少が報告されています。
AIを活用した胚の自動スコアリングシステムを導入し、より精密で信頼性の高い胚評価が可能となりました。人間の目では見逃してしまう微細な違いも、AIは的確に捉え、胚の成長過程を精密にスコアリングするため、最適な移植・凍結タイミングを判断し、より着床率の高い胚を選択することが可能となります。iDAscoreは医師や胚培養士の判断をサポートするツールとして活用され、最終的な判断は医師・胚培養士が行います。
タイムラプス撮影法による受精卵・胚培養は先進医療となり、30,000円(非課税)になります。
当院は厚生局の認可を受けています。
体外受精では、レーザーを用いて胚の周りにある透明帯を切開することで着床しやすくなります。「レーザーで透明帯の一部に切れ込みを入れる」、「レーザーで透明帯を薄くする」、「レーザーで透明帯を全て取り除く」など、施設により様々な方法があります。
当院では「レーザーで透明帯を全て取り除く」処理を行っています。
最新のレーザーを導入していますので、胚への熱の影響を最小限にすることが可能です。
当院では会社名シーエープラントGenerac非常用発電機を採用しております。
災害による停電が発生した場合でも、10秒で自動稼働し、電気を供給できるシステムを導入しております。停電が発生した場合でも患者様の大切な胚・卵・精子をお守りいたします。