2024年
胚移植あたりの妊娠率
55%
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2024年の当院における治療成績となります。
妊娠率は30歳未満で61%、30~34歳で58%、35~39歳で44%、40歳以上で41%でした。2021年の全国平均(日本産科婦人科学会の報告)と比較して、どの年齢層においても高い妊娠率でした。妊娠率は胚移植を行った中で、胎嚢が確認できたものとしています。
体外での受精方法には、体外受精(conventionaIVF:c-IVF)と顕微授精(ICSI)の2種類があります。c-IVFは採卵で採取した卵に精子をふりかけて受精させる方法で、ICSIは卵の細胞質内に精子を注入する方法です。2017年にヨーロッパ生殖医学会が培養成績の国際基準を設定しました。ヨーロッパ生殖医学会の合格基準はc-IVF 60%、ICSI 65%です。当院での平均受精率は、どの年齢層においてもヨーロッパ生殖医学会の合格基準を上回っています。受精後、培養を続けると胚盤胞に成長します。ヨーロッパ生殖医学会の胚盤胞到達率の合格基準は40%で、こちらも当院の成績は合格基準を上回っています。さらに受精した胚の中で、凍結まで至った状態の良い胚盤胞の確率(胚盤胞凍結率)は30歳未満で44%、30~34歳で54%、35~39歳で41%、40歳~45歳で39%、45歳以上で36%でした。
当院ではこれからも高い培養成績と妊娠率を維持できるよう、また患者様に寄り添う医療を目指して、スタッフ一同研鑽に努めてまいります。
不妊治療外来開設~2023年12月の当院における体外受精の治療成績となります。
妊娠率は30歳未満で56.6%、30~34歳で56.9%、35~39歳で49.1%、40歳以上で24.2%でした。妊娠成立された方の中で、86.5%の方が胚移植2回目までに妊娠成立されています。
不妊治療外来開設~2023年12月の当院における平均受精率は、c-IVF 82.0%、ICSI 85.0%であり、当院の受精率はヨーロッパ生殖医学会の合格基準を上回っています。ヨーロッパ生殖医学会の胚盤胞到達率の合格基準は40%です。当院の胚盤胞到達率は平均で62.6%であり、こちらも合格基準を上回っています。さらに受精した胚の中で、凍結まで至った状態の良い胚盤胞の確率(胚盤胞凍結率)は平均で47.1%でした。